Les Films            de la Colombe d'Or       白鳩が金の鳩に輝き大空を舞うように、映像を語る!  ーコロンブドールー      L'information&La note


by Colombedor
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   御生前のご厚情に深く感謝するとともに、
  藤田まことさんの御功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。


 藤田まことさんと最初に出合ったのは松竹京都撮影所内(旧京都映画撮影所)で、不思議にもTBS=国際放映製作の大型特番企画ドラマ山下組「社長が震えた日」('92)の衣装合わせに私助監督と衣装部の二人で東京から京都に行った時でした。
藤田さんがこの時まだ「必殺仕事人・激突」の撮影中で東京での衣装合わせが出来ないというので、また監督の山下耕作監督もまだ京都の御自宅で在宅中でしたので、わざわざ東京から衣装を運び京都で衣装合わせになった次第でした。
 衣装合わせ当日、松竹京都撮影所に着くと衣装合わせの時間より早く必殺の撮影が終わっていて藤田さんは昼食になっていました。これはまずいと思いましたが、京都の将軍山下監督を約束時間前に電話で呼んだ方がいいのか、また藤田さんを待たせ時間通りに衣装合わせを行い、その後の必殺の撮影の迷惑をお掛けした方がいいのか動転し悩みました。その末決断し、京都の撮影所も山下監督も初めての事であったのですが同じ演出部 監督と助監督の間柄、分かって戴けると思い山下監督に初めてながら直接御自宅に電話を差し上げ理由を手短に話しました。山下監督も「そうか、すぐいく」と言って下さり、本当にすぐにタクシーで飛んで来て下さいました。
 その事に、藤田まことさんもいたく感激し、山下監督と藤田さんの顔合わせが上手くいき衣装合わせも恙無くその日は終了しました。その後の「社長が震えた日」の撮影も調子よく山下監督の名作がもう一本増えた次第です・・・。
 上記の写真はそのドラマ「社長が震えた日」の中で伊藤忠商事に安宅産業合併のお願いをし、伊藤忠商事社長に藤田さん演じる主人公が社長に決断を迫る場面関係を、この秩父宮ラグビー場が上から見渡せる青山の実際の伊藤忠 東京本社で撮影させて戴きました。多分、社長室だったか役員室での撮影と安宅イレブン中枢部屋の撮影場面でした。藤田まことさんとの思い出深い場所ですので、その思い出として掲載させて戴きました。この藤田まことさんが演じる主人公は、倒産し解体される安宅産業を、戦時中日本と云う軍隊組織に翻弄され家族が解体され死別しバラバラになる日本家族の悲劇を省みて、自分自身を犠牲にしその社員と家族を守る一人の物語です。後の映画「明日への遺言」の岡田資中将に通じる人物像を藤田まことさんがすでに演じられていて興味ある作品でもあります。これも藤田まことさんの傑作作品の一本だと思います。作品の評判も良く、また視聴率もよく再放送もされていました。
 またその御縁でその後、藤田さんが声を掛けて呉れたようで東映大泉でTV朝日=東映製作の「はぐれ刑事純情派」にも呼んで戴きました。その節は、藤田さんには大変お世話になりまた御迷惑もおかけしました。その時は、藤田まことさんが映画「はぐれ刑事」に抜擢し映画を撮った吉川一義監督の組につかしていただきました。はぐれ刑事はその吉川組だけでしたが、その後の連絡ミスがなく早く続投の話が届いていれば末長くこのはぐれ刑事についていたでしょうが・・・残念でした。今でも否未来永劫この御好意感謝し続けます・・・・。
 もうひとつ思い出深い事があります。私が数年わけがあり違う仕事をした後、助監督に復帰し大泉に行った時、偶然藤田さんと所内で出会いました。すでに十年ちかく経ったにもかかわらず私が懐かしく深々とお辞儀をすると多くのスタッフがいる中で藤田さんが「ご苦労さま」と優しい御声を掛けて下さいました。あの一言でまた勇気自信が湧いてきました。
真にありがとうございました。
 なお、その御姿が藤田まことさんと私の最後になってしまいましたが・・・・。
 もちろん、映画「明日への遺言」は公開初日に観に行かせて戴きましたので、ラストの満月の月明かりでの俳優藤田まことさんが最後になります!!
 この映画も何か御縁があり、藤田さんとプロデューサー、監督一行は、私の住んでいる家の前の道が旧妙法寺道にあたります。この道の日蓮宗 本山 やくよけ祖師 堀之内 妙法寺 祖師堂におて岡田資中将縁の寺で「岡田資中将 追善法要」映画完成報告&ヒット祈願を行いました。
 まだまだ藤田まことさんの思い出は尽きません・・・・・。
 藤田まことさんお疲れ御苦労さまでした。
 心より安らかに御永眠されますようお祈りいたします。    合掌      YOUZO 
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by colombedor | 2010-02-19 04:01 | La Colombe d'Or

『京の新好き、祇園のしたたかさ』  映画発祥の地 シネマで思うこと

私の師、劇団民藝の若杉光夫監督は古都京都で、京大、大映助監督時代、そして監督とし若き日々を謳歌されました。
私が師へ「京都とはー」の問いに、師曰く「新好き」と“一言”で表現されました。

その後、私が京へ上洛し、京で初助監督に就いた作品『お宮さん』では、その最初の撮影が祇園のあるバーでした。そのバーは、シャンソン・バーでハイセンスな室内。なるほど監督がおっしゃっておられた“新好き”を古都“京”でまず感じとった次第です。
そして室内撮影から外のロケーションとなり、黄昏前の祇園が現れました。まだ、閑散としている路に、通行人を作り、自転車で岡持を運ぶ丁稚、ガラガラと山のようなビールケースを台車で運ぶ業者、日傘を差す和洋服の婦人、老女などを歩かせると、現代もの作品でありながら、自然と以前観た “祇園”を舞台にした古い白黒映画の場面を追懐してしまいます。
それは溝口健二監督の映画『祇園囃子』(’53)です。
若尾文子さん演じる“舞妓志願”の少女が風呂敷を提げ、祇園の町家をさ迷う序乃場面で、家々に特徴がある紅殻格子(べんがらごうし)と二階窓に掛けられた簾。その路地には、京特有の一文字瓦がつくる軒下の影とキリギリス売りの大原女。そして衝立を洗っている浴衣婦人に行商人。何処から聞こえる御囃子笛の音が祇園の生活感を醸しだし、夜の祇園とは違う市井の祇園が映っていました。         そのドラマ森本組「おみやさん」

次の場面で、木暮実千代さん演じる芸妓美代春の居間で「芸者の嘘は嘘になれへん。お商売の駆引きや」と勘当された若旦那を罵倒し、花街としての祇園を象徴する場面になります。ここ迄の場面に戦後の新しい”祇園”全てを凝縮し表した名場面だと思います。
次にその少女も一年間の厳しい修行「仕込み」を受けます。
この稽古で師匠が「外国人はー (略) 芸者ガールの中に、一番美しく、代表的なものは、この京都の祇園の舞妓です。 (略) 生きた芸術作品です」といい、その各伎稽古場面は、戦後の新制教育で育った少女が祇園の厳しいしきたりと伝統を学ぶ姿に、今様な祇園の面白さが読み取れます。

この仕込み稽古で、近年の米映画『SAYURI』では、『祇園囃子』よろしく西洋好みでスピーディーに演出してあり、日米の芸者ガール意識の差異にも面白さを感じさせられました。
また晴れて舞子になり「見世出し」の日を迎える場面では、当時の祇園界隈の佇まいが見られます。戦前の溝口作品『祇園の姉妹』(’36)の様な封建的社会の犠牲から成り立った祇園ではなく、戦後の「新しさ」を採り入れた”自立した女性”の祇園舞妓の誕生が、古く伝統的な町屋の建物と熔け込んでいて、これも京風なものと感心しました。

―といっても、この作品に映っている祇園は幕末1863年三月の祇園の大火によって大半が焼け、その後新しく再建されました。古い建物でも百年ほどしか経っていないそうです。
時奇しくも、新しく変貌する時代において、新築されたお茶屋の祇園で、芸妓君尾など革新倒幕勤王の志士を保守新撰組から守り、明治維新を陰で支えた勤王芸者が活躍した歴史の裏舞台の町並みでもあるのだそうです。
そのように思いながら祇園を観てみるのも“新好き”の功名と甚く感心し、この勤王芸者の活躍場面を想像し、この町屋路地をワクワクしながら散策してしまいます。

しかし昨今、その町並みの面影は薄く、祇園町南側の花見小路、北の祇園新橋通の一部でこの町並を見ることができます。
特に祇園新橋では、祇園の全てが保存されているかの如く、均整な一文字瓦、趣のある紅殻格子、二階のアクセントな虫籠窓、一年中かかっている簾、邪気を払うお鍾馗さん、路地を彩る犬矢来、家の風格を出す駒寄せが揃い、私も当初、この祇園新橋の白川南通沿いがthis is 祇園だと思っていました。

幼年、映画を見始めた頃、「ゴーゴー!若大将」(‘67)を観て強く脳裏に焼きついていたのがこの場所のこの場面でした。
祇園京奴役のだらりの帯の浜木綿子さんとマドンナ役の星由里子さんが嫉妬勘違いし問うた新橋、その巽橋の脇で最新スポーツーカーに舞子さんを乗せはしゃぐのは青大将田中邦衛さんでした。

また、ドリフターズの10作目の喜劇『舞妓はんだよ 全員集合!!』(’72)では無理に女装させられた舞子姿の加藤茶さんが、同じ白川通と芸事の神様辰己大明神側を通る場面も出てきて、幼いながらこの場所に行きたいと思っていたものです・・・。

ついに『新・京都迷宮案内』の撮影で念願のこの祇園白川に行く事ができました。
行ってびっくり、幼い頃観た映画場面と何もかも同じなのでした。これには京町並み保存の効用に感動してしまいました。
そして撮影は短い場面にも関わらず、白川の清らかな流れの中に吉井勇歌人の“枕の下を水が流るる”が如く、カメラを設置するイントレの下を水が流るるかの如き置き、白川南通を歩く橋爪功さんと月亭八方さん二人が幕末創業のお茶屋「大柳」へ橋を渡り入るまでを撮影しました。何とも言い難い情緒が漂い、思い出深い場面になり、心底好きな場所にもなってしまいました。

またこの白川沿いに植えてある枝垂れ桜が円山の枝垂れ桜と同じく、今日桜名所として名乗りを挙げている事も知り、是非とも機会があればこの白川の料亭で春を満喫したいものだと心中思うのでありますが・・・。

実はこの撮影前に、京の人は碁盤の目で分かり易いという洛中にも、わたくし東男にしてみれば新撰組がただただ祇園を走り回っているかのように、私もただただ一人、古美術商が集まる縄手通周辺を調べにプレロケハンしていました。
まだ趣のある町屋が点在する界隈を逍遥し、気づいてみたら夕暮れ時になっていました。周りが段々と暗くなるにつれて既に道に迷い、行き着いた処がこの朱色艶やかな辰己大明神さんであり、その白川の向こうに見える温かな光につつまれたガラス越しに見えるは、舞子はんでした。
そこが思い出映画の場面の場所とはまだ知らず、何とも言えない異空間を体感した記憶が鮮明に焼きつき、祇園の知られざる新たな磁場の”生”を感じた次第です。

その後、夜の南座を見たくなり、四条通りを渡り川端を歩いてみました。
そうしたら一軒のおでん屋の灯を見つけました。この佇まいに心魅かれ、何時かはこの店で一杯と思いながら太秦へと帰ったのですが、そこがあの吉村公三郎監督映画『偽れる盛装』の舞台祇園宮川町であったとは、後で知った次第です。      その京おでん屋「道楽」
また鴨川向こうに松華楼という宿があり、当時吉村公三郎監督と脚本家新藤兼人さんが宿泊し、川向こうで石炭景気でどんちゃん騒ぎの音が聞こえる事から、この宮川町を舞台にした名作が生まれたそうです。芸者ベラミ役の京マチ子さんが追いかけられ切られる名場面の京阪路面電車の踏切はすでにないのが残念ですー。    

またこの宿は、ベネチア映画祭で賞をとり敗戦日本に勇気を与えた映画『羅生門』の黒澤組の宿でもあったそうです。
奇しくも先の若杉監督は、この『羅生門』助監督を務めていました。

京の祇園は、「新好き」が、善き伝統を受け継ぎながら、新しい時代を取り込み築く女性のしたたかな町なのかもしれません・・・。



注) 上記文は、昨年、「祇園」をテーマにしたエッセイをと言われていたものですが、
   そのままになっていましたのでこの京都迷鳩案内の中でUPしておきます。
   「京都迷鳩案内」も一年以上もさぼっていましたので気になっていました・・・。
   写真は、時をみて貼っていきたいと思います。 
   あんまり、写真撮っていないのですが ・・・・・。   取り急ぎ。 
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by Colombedor | 2008-07-21 10:47 | 京都迷鳩案内
 今週からTV朝日13:59から
    ’05年シリーズ「新・科捜研の女」が再放送されています!!

    最新シリーズも来月4月17日から放送になりますが、
               そのプロローグとして 皆さん御覧下さい!!

   本日放送は File.3 「奇妙な遺言状!猫屋敷DNA殺人事件 」 藤岡組 です。  
                       出演 北原佐和子 太川陽介


個人的に、携わった作品は明日、明後日の橋本組です。
  橋本 一監督は今年の東映正月映画「茶々 天涯の貴妃(おんな)」の監督でもあります。

3月26日(水)  13:59~    テレビ朝日   放送予定
 File.4
   新・科捜研の女「美人気象予報士の罠生放送完全アリバイ」   テレビ朝日=東映

                出演 沢口靖子 内藤剛志 三浦理恵子 山口あゆみ

                脚本 戸田山雅司
     「新・科捜研の女」File.4 当時のマイBLOG から


3月27日(木)  13:59~    テレビ朝日   放送予定   
 File.5
   新・科捜研の女「密室の秘密!消えた殺人アイスマジック」    テレビ朝日=東映

                 出演 沢口靖子 内藤剛志 高橋ひとみ 森山周一郎

                 脚本 戸田山雅司
     「新・科捜研の女」File.5 当時のマイBLOG から


     「スターウォーズ」のカメラCINE ALTAで撮影「新 科捜研の女」

     参 考 「科捜研の女」 ーウィキペディア(Wikipedia) から


新シリーズ「新・科捜研の女」
     来月 4月17日 木曜日 20時から TV朝日系列で放送
 
                 乞う 御期待!!

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by colombedor | 2008-03-25 11:21 | La Colombe d'Or
    3月13日放送  今夜8時から二時間SPスペシャル テレビ朝日=東映

  「真夜中の大爆発! 狙われた京都サミット!!
              SPがSPを射殺!? 疑惑のテロリスト銃撃戦」


主 演  沢 口 靖 子 (榊 マリコ役 )

ゲスト  黒谷友香 (府警警備SP)       清水紘治 (府警警備部長)
      鶴見辰吾 (府警警備SP隊長)
      載寧龍二 (府警警備SP)       横山一敏 (府警警備SP)

「新・科捜研の女 SP」 動 画 予 告 編

 京都で次期開催される日米環境サミット公式会談前に行われる、
  非公式暫定議案による日米環境サミット会談が刻々と近づいていた。
   そして、そのサミット会談当日、過激派テロリストから発砲され要人を守った
    SP一人が射殺された。しかしその弾道と銃口からは同僚SPが誤射殺したとー。
     疑心暗鬼の渦中、疑いをかけられた女性SPの孤独な戦いが始まった・・・・・・・・。

『新・科捜研の女 SP』  テレビ朝日公式HPofficialサイト

出演・役名
 <京都府警・科学捜査研究所>
榊 マリコ      法医研究員        沢 口 靖 子
榊 伊 知 郎    新所長兼化学担当   小 野 武 彦  (マリコの実父)      

小 向 光 子    事務員兼会計係     深 浦 加 奈 子
日 野 和 正    文書研究員        斉 藤  暁
乾  健 児     物理研究員        泉  政 行
土 門 美 貴    研 究 員         加 藤 たか子  (土門の妹)

 <京都府警・捜査課>
土 門  薫     巡査部長         内 藤 剛 志
佐 久 間 誠    刑事部長         田 中  健

 <洛北医大>
米 倉 助 教 授  法医学警察医      草 川 祐 馬

ホテル給仕係  火岡 徹           赤 塚 篤 紀
過激派      青柳裕二          吉 田 輝 生
青柳の恋人   風見陽子          渋 谷 めぐみ
農学部昆虫学教授              谷 口 高 史
ホテル宴会場担当係             いわすとおる
ホテル総支配人                峰 蘭 太 郎
病院看護婦                   泉 知 奈 津

米国側要人                   エミリ-荒 木
米国側補佐官                 デビット・ジュリアン
米国側通訳                   エレナ 山 崎
邦国側要人                   伊 庭  剛
邦国側補佐官                 浅 田 祐 二
邦国側通訳                   田 中 みつる

  ロケーション 出演 協力 : 舞鶴FC フイルム・コミッションの皆々様
      
「新・科捜研の女 SP」 動 画 予 告 編

 スタッフ   
チーフプロデューサー  井圡 隆 (テレビ朝日)

    プロデューサー  菊池 恭 (テレビ朝日)   手塚 治  小野川 隆 (東映)

      脚 本    櫻井武晴

      監 督     辻野正人


 協 力 : 食肉卸  青田畜産株式会社   (京都 吉祥院)
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by colombedor | 2008-03-12 10:00 | La Colombe d'Or