Les Films            de la Colombe d'Or       白鳩が金の鳩に輝き大空を舞うように、映像を語る!  ーコロンブドールー      L'information&La note


by Colombedor
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   御生前のご厚情に深く感謝するとともに、
  藤田まことさんの御功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。


 藤田まことさんと最初に出合ったのは松竹京都撮影所内(旧京都映画撮影所)で、不思議にもTBS=国際放映製作の大型特番企画ドラマ山下組「社長が震えた日」('92)の衣装合わせに私助監督と衣装部の二人で東京から京都に行った時でした。
藤田さんがこの時まだ「必殺仕事人・激突」の撮影中で東京での衣装合わせが出来ないというので、また監督の山下耕作監督もまだ京都の御自宅で在宅中でしたので、わざわざ東京から衣装を運び京都で衣装合わせになった次第でした。
 衣装合わせ当日、松竹京都撮影所に着くと衣装合わせの時間より早く必殺の撮影が終わっていて藤田さんは昼食になっていました。これはまずいと思いましたが、京都の将軍山下監督を約束時間前に電話で呼んだ方がいいのか、また藤田さんを待たせ時間通りに衣装合わせを行い、その後の必殺の撮影の迷惑をお掛けした方がいいのか動転し悩みました。その末決断し、京都の撮影所も山下監督も初めての事であったのですが同じ演出部 監督と助監督の間柄、分かって戴けると思い山下監督に初めてながら直接御自宅に電話を差し上げ理由を手短に話しました。山下監督も「そうか、すぐいく」と言って下さり、本当にすぐにタクシーで飛んで来て下さいました。
 その事に、藤田まことさんもいたく感激し、山下監督と藤田さんの顔合わせが上手くいき衣装合わせも恙無くその日は終了しました。その後の「社長が震えた日」の撮影も調子よく山下監督の名作がもう一本増えた次第です・・・。
 上記の写真はそのドラマ「社長が震えた日」の中で伊藤忠商事に安宅産業合併のお願いをし、伊藤忠商事社長に藤田さん演じる主人公が社長に決断を迫る場面関係を、この秩父宮ラグビー場が上から見渡せる青山の実際の伊藤忠 東京本社で撮影させて戴きました。多分、社長室だったか役員室での撮影と安宅イレブン中枢部屋の撮影場面でした。藤田まことさんとの思い出深い場所ですので、その思い出として掲載させて戴きました。この藤田まことさんが演じる主人公は、倒産し解体される安宅産業を、戦時中日本と云う軍隊組織に翻弄され家族が解体され死別しバラバラになる日本家族の悲劇を省みて、自分自身を犠牲にしその社員と家族を守る一人の物語です。後の映画「明日への遺言」の岡田資中将に通じる人物像を藤田まことさんがすでに演じられていて興味ある作品でもあります。これも藤田まことさんの傑作作品の一本だと思います。作品の評判も良く、また視聴率もよく再放送もされていました。
 またその御縁でその後、藤田さんが声を掛けて呉れたようで東映大泉でTV朝日=東映製作の「はぐれ刑事純情派」にも呼んで戴きました。その節は、藤田さんには大変お世話になりまた御迷惑もおかけしました。その時は、藤田まことさんが映画「はぐれ刑事」に抜擢し映画を撮った吉川一義監督の組につかしていただきました。はぐれ刑事はその吉川組だけでしたが、その後の連絡ミスがなく早く続投の話が届いていれば末長くこのはぐれ刑事についていたでしょうが・・・残念でした。今でも否未来永劫この御好意感謝し続けます・・・・。
 もうひとつ思い出深い事があります。私が数年わけがあり違う仕事をした後、助監督に復帰し大泉に行った時、偶然藤田さんと所内で出会いました。すでに十年ちかく経ったにもかかわらず私が懐かしく深々とお辞儀をすると多くのスタッフがいる中で藤田さんが「ご苦労さま」と優しい御声を掛けて下さいました。あの一言でまた勇気自信が湧いてきました。
真にありがとうございました。
 なお、その御姿が藤田まことさんと私の最後になってしまいましたが・・・・。
 もちろん、映画「明日への遺言」は公開初日に観に行かせて戴きましたので、ラストの満月の月明かりでの俳優藤田まことさんが最後になります!!
 この映画も何か御縁があり、藤田さんとプロデューサー、監督一行は、私の住んでいる家の前の道が旧妙法寺道にあたります。この道の日蓮宗 本山 やくよけ祖師 堀之内 妙法寺 祖師堂におて岡田資中将縁の寺で「岡田資中将 追善法要」映画完成報告&ヒット祈願を行いました。
 まだまだ藤田まことさんの思い出は尽きません・・・・・。
 藤田まことさんお疲れ御苦労さまでした。
 心より安らかに御永眠されますようお祈りいたします。    合掌      YOUZO 
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# by colombedor | 2010-02-19 04:01 | La Colombe d'Or
   映画 ドラマ サード助監督求む!

     条件: 多少経験有 今月下旬から準備に入れるサード助監督

     期間: 二月下旬から準備  三月中旬イン予定  ロケ先都内近郊など(起点東京)

         詳細は後日連絡  直接電話下さい!  
    
  また弘く助監督を求めたい為、上記条件で助監督参加出来そうな人は、
  左記の Paroles Link コロンブドールへの連絡メール
  La Colombe D'Or Mail Address までメール下さい!

     サード助監督 募集締め切りました  2/15


   募 集 中
  なお今後、
  実践戦力助監督を育成したい為、演出部希望 見習い助監督希望者も御連絡下さい。

  ここではフリーランススタッフの集まりであり、スタッフ派遣会社ではないので、
  各作品契約のプロデューサーとの個人契約になります。
  その点、御理解のほど宜しくお願いします

  学生諸君へ 春、夏休み利用可! 
  私YOUZOも学生時代撮影現場に、この時期参加していたのが、
  卒業後また今現在プラスになっています!!



  同じ釜の飯を食べたスッタフの提言
   学生の特権「自由であること」授業と撮影現場実践の狭間で・・・柔軟なプラス思考に!
   現代社会はインディーズ精神と知識を問い学ぶ学問の場 学校と社会 の必要をー
          記事の中段くらいにこの内容の式辞がリンクされてます
    学生時代 一人で過酷なvシネに飛び込んだスタッフから
          いつの間にか、大作作品にについてました!


   また、上記条件で助監督見習い参加出来そうな人は、
   左記の Paroles Link コロンブドールへの連絡メール
   La Colombe D'Or Mail Address までメール下さい!


   上記宜しくお願い申し上げます。        コロンブドール YOUZO

          
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# by colombedor | 2010-02-16 19:34 | La Colombe d'Or

賀 春

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 写真は上野の寅さん
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# by colombedor | 2010-01-01 00:00 | La Colombe d'Or
幻の「星の牧場」ディレクターズ・カット版関係者試写上映

監督 若杉光夫一周忌特別試写上映
封印していた、いやされていたあの若杉光夫監督執念のオリジナル作品「星の牧場」が
二十数年ぶりに若杉光夫監督一周忌として試写上映します。
劇団民藝舞台演出家また民藝映画社映画監督としての功績を、
師である故宇野重吉さんと共に舞台を支え、後にはこの映画劇へと
私財を投げ出し執念を燃やし続けた映画作品「星の牧場」を通し
演出家 若杉光夫監督の業績を顧み、生前活躍された御影を偲びたいと思います。

当時、スタッフ関係者しか観てない幻作品「星の牧場」ディレクターズ・カット版
試写上映です。
生前、若杉監督から強く依頼されてた上映と保存における特別上映となります。
その後、高知市あたご劇場での特別試写上映が行われ、
その上映後、フイルムセンターに寄贈される予定です。
この機会を見逃すと当分観る事の出来ない貴重な作品ですので、
生前、若杉光夫監督と御縁が一度でもあった多くの方々にも観て戴き、偲び語って戴きたいと思います。

日 時:2009年12月13日 日曜日 10時開演~12時30分迄 (入場9:45から)
場 所:国映 TCC試写室  中央区銀座8丁目3番先 高速道路ビル102号
                  コリドー通り 高速道路下 地下1階TCC試写室
        当日場所等問い合わせ    TEL : 03-3571-6378(TCC試写室)

      なお、席に限りがあるため(47席)事前に御連絡があれば幸いです。 

「星の牧場」ディレクターズ・カット版  1987年(未公開版)  
        時間 全五巻(約90分前後) ⇒ 追記 実際は二時間超えてました
        追追記:上映時間 全五巻 1時間45分43秒
                              (劇場公開版は 92分)

 出 演
寺尾 聰 モミイチ            檀 ふみ ゆき ジプシーの娘ユキ
みずき愛 オカイコのバイオリン    上條恒彦 蜂飼のクラリネット 
石田純一 ジャム作りのフリュート   常田富士男 角作工のファゴット
フランキー堺 オカイコとビオラの父・コントラバス
大橋吾郎 オカイコの兄のビオラ   楠トシエ ティンパニーの女房
大坂志郎 村の医者           岡本信人 大工のオーボエ
小沢弘治 水車のティンパニー    原 康義 織物のトランペット
二見忠男 陶芸家のホルン       斉藤克己 木の実細工のトロンボーン
坂上二郎 牧場主佐平         中村ブン 佐官のピッコロ

南田洋子 牧場主佐平の妻春子   小杉勇二 毛皮づくりのチューバ

  スタッフ
原作 庄野英二  脚本 若杉光夫
撮影 岡崎宏三  美術 坂口武玄  照明 末吉忠二  録音 本田孜  編集 菅野善雄
作曲 天野正道  安西文隆(史孝) 熱田公紀      衣裳デザイン 藤原百合
編集 菅野善雄  助監督 山口巧  吉川威史

問い合わせ この横にあるメール または コロンブドール及びYOUZOまでご連絡下さい。


高知市 あたご劇場
若杉光夫監督一周忌 水国兼美氏(あたご劇場元館主)一周忌
  12月27日(日) 午前9時30開演(午前9時15分開場) 映写講師=水国朝雄
  参考上映作品 『星の牧場』 (1987年 未公開バージョン作品) 監督 若杉光夫 
  出演 寺尾聡、値ふみ、フランキー堺、みすぎ愛、上條恒彦、石田純一、常田富士男
  ※ 2008年12月18日に亡<なった若杉光夫監督執念のディレクターズバージョン
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# by colombedor | 2009-11-03 13:10 | La Colombe d'Or
フイルムセンター 特集・逝ける映画人を偲んで  2007-2008 
In Memory of Film Figures We Lost in 2007-2008 において

若杉光夫監督演出 女優南風洋子出演の優作映画『ガラスの中の少女』
(1960年日活=劇団民藝) が上映されます!
この映画上映後、吉永小百合と浜田光夫という日活青春映画“ゴールデンコンビ”が生まれ
以後、
日本中に”純愛”ブームが巻き起る発端記念作品。
一人見るテレビ画面ではなく、当時と同じ劇場環境で、大スクリーンと多くの観客と”観て”
共感しあい、この映画の歴史的文化価値を見出したい作品です。
そして、若杉光夫監督 女優南風洋子さんを観客と共に追悼したいと思います・・・・。
なお、この作品『ガラスの中の少女』は28年を経てもこのテーマ色褪せず、
若杉光夫監督が黒澤明監督の助監督を務めた御縁なのでしょうか、その黒澤組の助監督を
務めていた秘蔵っ子の一人 東宝出身の出目昌伸監督が1988年に東映でリメークしています。

その関連BLOG
映画『ガラスの中の少女』 関連記事

京橋フイルムセンター   フイルムセンター  リンク
上映スケジュール  7/5(日) 1:00pm   8/20(木) 3:00pm

『ガラスの中の少女 』
(65分・35mm・白黒) 中学を卒業して町工場で働く少年と、高校へ進学した大学助教授の娘の純愛を描く。抒情的な青春映画を得意とした若杉光夫が日活で監督した一本。デビュー直後の吉永小百合と浜田光曠(光夫)が本作で初めて共演し、その後の青春スター・コンビの出発点ともなった。  (フイルムセンター HPから)


逝ける映画人を偲ぶ
  監督若杉光夫 出演:南風洋子(春江)、草薙幸二郎(中村)、水原英子(女子高校生)

日活=劇団民藝 提携作品 1960年
企画   大塚和   監督 若杉光夫 助監督  宮川孝司  脚本  青山民雄  原作 有馬頼義
撮影   井上莞  音楽 木下忠司  美術 岡田戸夢  録音 丸山国衛  照明 内藤安三郎
編集 青山一郎  製作主任   小林吉男  スチール 浅石靖

出演 吉永小百合、信欣三、轟夕起子、浜田光曠、大森義夫、小夜福子、吉田雅俊、
稲垣隆史、佐野浅夫 斎藤久美子 石田桂子 村田寿男 澄川透 日野道夫 白井鋭 斎藤美和
鈴村益代 林茂朗 谷田部靖 山田禅二 山根照雄 大塚興一 大滝秀治 高田栄子
入江吉子 多勢マユミ   中村歌


併映
『ルポルタージュ 炎 』
(’60 岩波映画製作所 37分・35mm・カラー)
逝ける映画人を偲ぶ 音楽 松村禎三
監督・脚本 黒木和雄  撮影 小村靜夫  録音 久保田幸雄  解説 長門裕之

「水」を主題とした『海壁』の続篇で、「火」をテーマに発電所の建設作業を記録したもの。現代音楽の巨匠・伊福部昭などに師事した作曲家・松村禎三は、黒木や熊井啓の作品の多くを手がけ、本作のような前衛的な音楽を得意とした。(FCホームページから)

蛇足;
音楽の松村禎三さんとは、若杉光夫監督の元で助監督を務めたこともある熊井啓監督作品映画「ひかりごけ」で一緒でありました。またその後、名島徹プロデューサー作品で松竹大船撮影所に行った時、劇中のクラシック音楽の使用著作権のことをお伺いしたく製作室に行きましたら偶然にちょうど松村禎三さんが居られ、すぐに示唆して戴いた事が思い出されます・・・・。
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# by colombedor | 2009-06-21 18:42 | 映 画
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師 若杉光夫監督が今月12月18日木曜日 午前5時25分、、
呼吸不全のため神奈川県相模原市の病院で死去されました。86歳。
葬儀は池上本門寺近くのラビスホール池上で21日御通夜、22日告別式を近親者のみで
行わせて戴き,私も末席ながら葬儀参列させて戴きました。

なお各マスコミ関係者には、監督の死去報道を待って戴き御迷惑をおかけしましたが、
御蔭様で、臨時宗僧侶の荘厳な読経だけが聞こえる静寂の中で
御親族、民芸関係のごく親しかった方々で、龍の如し
若杉光夫監督が女優故南風洋子さんが待っている浄土天国へと旅立ちを見送ることができました・・・・。
御協力して戴いた皆様に感謝します。  合掌。

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                    戒名 瑞龍院光岳宗輝居士


なお、昭和30年春から茨城県結城市で長期ロケーションした作品で
翌年’56年上映作品映画 「夜明け朝明け」(「夜あけ朝あけ」)の当時地元子役出演者の方々も、献花され葬儀にも参列してくれました。
偶然にも告別式の翌日12月23日には、アンコール上映としてこの映画「夜あけ朝あけ」
がロケの地元結城市で上映されることになっていました・・・・。

映画「夜あけ朝あけ」
映画「夜あけ朝あけ」のアンコール上映会を開催します。結城市民情報センター
結城市の歴史 PDF5ページ目 4.結城市のあゆみ に掲載
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# by colombedor | 2008-12-28 09:09 | La Colombe d'Or

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「映画論叢」19号最新号が樹花舎から国書刊行会に変わり11月18日に刊行されました。

目 次
バンと呼ばれて60年第五話 『紺碧の空遠く』をめぐって
大庭秀雄と小津安二郎、そして佐々木康 短歌的叙情について
チンピラ役者の万華鏡第八回 空手チョップに飛ばされる
遠くて近い記憶―終戦前後の大連の映画
音楽と戦争協力『米英撃滅の歌』を知っていますか?
こんな役者がいた(15)強面の刑事役で売り出す ダナ・アンドリュース
映画監督佐々木康生誕100年祭
「脱」映画横断(6)チベット・長野ラプソディー
映画とストリップ・断章(1)ストリップの元祖は松井須磨子
映画本の困った人たち(9)玄人童貞のアイドル〔ほか〕

今年二月二日から八日まで池袋新文芸坐で開催された
「映画監督佐々木康生誕100年祭」のレポートを書かせて戴き掲載させてもらいました。
このBOLGにもこの映画祭はリアルタイムに紹介させて戴いていますが、この記事をこの映画祭を企画した円尾敏郎氏が丹野編集長に紹介してくれこのレポートが実現しました。
この「映画論叢」19号にはその映画祭のゲストトーク語録を中心に書きましたので、当時の東映京都撮影所での時代劇黄金時代が蘇り、愉しくあらたに映画を顧みる事が出来ると思っています。
もし宜しかったら読んで下さい!
なお、都内では紀伊国屋書店新宿本店、新宿南店サザンシアター ジュンク堂池袋店 映画コーナーの棚に置いてあるとの事です・・・。
また、出版元の国書刊行会やオンライン書店で比較的手に入りやすいようですので新宿、池袋まで出たくない人は便利かもしれません。
「映画論叢19」で検索すると、各オンライン書店で扱っているところがヒットします。


佐々木 康 生誕100年記念 上映会 みゆずメソン
 みゆずメソンHP  この中に映画祭のMYBLOG記事がリンクしています。

国書刊行会

樹花舎HP 「映画論叢」
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# by Colombedor | 2008-11-30 13:59 | La Colombe d'Or
 幻の「六大学 寅さんファンクラブ」結成から早20数年が過ぎました。
 本年、映画『男はつらいよ』生誕40周年にあたり、その色褪せた思い出が蘇ります。

 現在、読売新聞 都民版ページで映画『男はつらいよ』生誕40周年記念
 特集「遠い旅の空から」が連日掲載されています。 (本日7/31は三回目)

 先日、読売新聞記者から六大学寅さんファンクラブ設立当時の取材を
 受けさせて戴きました。
 その特集の五回または六回目で、その記事が載るようです。
 「六大学 寅さんファンクラブ」結成当時、今はなき松竹大船撮影所での、
 第34作『男はつらいよ 寅次郎真実一路』撮影見学と映画完成後の感想など、
 徒然な思い出話が載る予定です。
 また付随し、私がその撮影風景と映画で感じ感動し、影響させられ、
 現在までの生き方に希望が湧いたことなども語られていると思います。

 もし宜しければお読みください。

   幻の「六大学 寅さんファンクラブ」結成から  MYホームページから


追 記 08.8.3 (日)
   8.3  読売新聞 都内版 特集六回 「レールなき道歩み助監督」というタイトルで
   上記記事が掲載されています。

またネットでも読売新聞 YOMIURI ONLINEでこの特集記事が連載されて読めます。
   YOMIURI ONLINE TOPから右下にある
      地域の情報 ⇒ 東京23区 ⇒ 右にある 企画・連載「遠い旅の空から」  クリック

      リンク  読売新聞  YOMIURI ONLINE
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# by Colombedor | 2008-07-31 07:38 | La Colombe d'Or

『京の新好き、祇園のしたたかさ』  映画発祥の地 シネマで思うこと

私の師、劇団民藝の若杉光夫監督は古都京都で、京大、大映助監督時代、そして監督とし若き日々を謳歌されました。
私が師へ「京都とはー」の問いに、師曰く「新好き」と“一言”で表現されました。

その後、私が京へ上洛し、京で初助監督に就いた作品『お宮さん』では、その最初の撮影が祇園のあるバーでした。そのバーは、シャンソン・バーでハイセンスな室内。なるほど監督がおっしゃっておられた“新好き”を古都“京”でまず感じとった次第です。
そして室内撮影から外のロケーションとなり、黄昏前の祇園が現れました。まだ、閑散としている路に、通行人を作り、自転車で岡持を運ぶ丁稚、ガラガラと山のようなビールケースを台車で運ぶ業者、日傘を差す和洋服の婦人、老女などを歩かせると、現代もの作品でありながら、自然と以前観た “祇園”を舞台にした古い白黒映画の場面を追懐してしまいます。
それは溝口健二監督の映画『祇園囃子』(’53)です。
若尾文子さん演じる“舞妓志願”の少女が風呂敷を提げ、祇園の町家をさ迷う序乃場面で、家々に特徴がある紅殻格子(べんがらごうし)と二階窓に掛けられた簾。その路地には、京特有の一文字瓦がつくる軒下の影とキリギリス売りの大原女。そして衝立を洗っている浴衣婦人に行商人。何処から聞こえる御囃子笛の音が祇園の生活感を醸しだし、夜の祇園とは違う市井の祇園が映っていました。         そのドラマ森本組「おみやさん」

次の場面で、木暮実千代さん演じる芸妓美代春の居間で「芸者の嘘は嘘になれへん。お商売の駆引きや」と勘当された若旦那を罵倒し、花街としての祇園を象徴する場面になります。ここ迄の場面に戦後の新しい”祇園”全てを凝縮し表した名場面だと思います。
次にその少女も一年間の厳しい修行「仕込み」を受けます。
この稽古で師匠が「外国人はー (略) 芸者ガールの中に、一番美しく、代表的なものは、この京都の祇園の舞妓です。 (略) 生きた芸術作品です」といい、その各伎稽古場面は、戦後の新制教育で育った少女が祇園の厳しいしきたりと伝統を学ぶ姿に、今様な祇園の面白さが読み取れます。

この仕込み稽古で、近年の米映画『SAYURI』では、『祇園囃子』よろしく西洋好みでスピーディーに演出してあり、日米の芸者ガール意識の差異にも面白さを感じさせられました。
また晴れて舞子になり「見世出し」の日を迎える場面では、当時の祇園界隈の佇まいが見られます。戦前の溝口作品『祇園の姉妹』(’36)の様な封建的社会の犠牲から成り立った祇園ではなく、戦後の「新しさ」を採り入れた”自立した女性”の祇園舞妓の誕生が、古く伝統的な町屋の建物と熔け込んでいて、これも京風なものと感心しました。

―といっても、この作品に映っている祇園は幕末1863年三月の祇園の大火によって大半が焼け、その後新しく再建されました。古い建物でも百年ほどしか経っていないそうです。
時奇しくも、新しく変貌する時代において、新築されたお茶屋の祇園で、芸妓君尾など革新倒幕勤王の志士を保守新撰組から守り、明治維新を陰で支えた勤王芸者が活躍した歴史の裏舞台の町並みでもあるのだそうです。
そのように思いながら祇園を観てみるのも“新好き”の功名と甚く感心し、この勤王芸者の活躍場面を想像し、この町屋路地をワクワクしながら散策してしまいます。

しかし昨今、その町並みの面影は薄く、祇園町南側の花見小路、北の祇園新橋通の一部でこの町並を見ることができます。
特に祇園新橋では、祇園の全てが保存されているかの如く、均整な一文字瓦、趣のある紅殻格子、二階のアクセントな虫籠窓、一年中かかっている簾、邪気を払うお鍾馗さん、路地を彩る犬矢来、家の風格を出す駒寄せが揃い、私も当初、この祇園新橋の白川南通沿いがthis is 祇園だと思っていました。

幼年、映画を見始めた頃、「ゴーゴー!若大将」(‘67)を観て強く脳裏に焼きついていたのがこの場所のこの場面でした。
祇園京奴役のだらりの帯の浜木綿子さんとマドンナ役の星由里子さんが嫉妬勘違いし問うた新橋、その巽橋の脇で最新スポーツーカーに舞子さんを乗せはしゃぐのは青大将田中邦衛さんでした。

また、ドリフターズの10作目の喜劇『舞妓はんだよ 全員集合!!』(’72)では無理に女装させられた舞子姿の加藤茶さんが、同じ白川通と芸事の神様辰己大明神側を通る場面も出てきて、幼いながらこの場所に行きたいと思っていたものです・・・。

ついに『新・京都迷宮案内』の撮影で念願のこの祇園白川に行く事ができました。
行ってびっくり、幼い頃観た映画場面と何もかも同じなのでした。これには京町並み保存の効用に感動してしまいました。
そして撮影は短い場面にも関わらず、白川の清らかな流れの中に吉井勇歌人の“枕の下を水が流るる”が如く、カメラを設置するイントレの下を水が流るるかの如き置き、白川南通を歩く橋爪功さんと月亭八方さん二人が幕末創業のお茶屋「大柳」へ橋を渡り入るまでを撮影しました。何とも言い難い情緒が漂い、思い出深い場面になり、心底好きな場所にもなってしまいました。

またこの白川沿いに植えてある枝垂れ桜が円山の枝垂れ桜と同じく、今日桜名所として名乗りを挙げている事も知り、是非とも機会があればこの白川の料亭で春を満喫したいものだと心中思うのでありますが・・・。

実はこの撮影前に、京の人は碁盤の目で分かり易いという洛中にも、わたくし東男にしてみれば新撰組がただただ祇園を走り回っているかのように、私もただただ一人、古美術商が集まる縄手通周辺を調べにプレロケハンしていました。
まだ趣のある町屋が点在する界隈を逍遥し、気づいてみたら夕暮れ時になっていました。周りが段々と暗くなるにつれて既に道に迷い、行き着いた処がこの朱色艶やかな辰己大明神さんであり、その白川の向こうに見える温かな光につつまれたガラス越しに見えるは、舞子はんでした。
そこが思い出映画の場面の場所とはまだ知らず、何とも言えない異空間を体感した記憶が鮮明に焼きつき、祇園の知られざる新たな磁場の”生”を感じた次第です。

その後、夜の南座を見たくなり、四条通りを渡り川端を歩いてみました。
そうしたら一軒のおでん屋の灯を見つけました。この佇まいに心魅かれ、何時かはこの店で一杯と思いながら太秦へと帰ったのですが、そこがあの吉村公三郎監督映画『偽れる盛装』の舞台祇園宮川町であったとは、後で知った次第です。      その京おでん屋「道楽」
また鴨川向こうに松華楼という宿があり、当時吉村公三郎監督と脚本家新藤兼人さんが宿泊し、川向こうで石炭景気でどんちゃん騒ぎの音が聞こえる事から、この宮川町を舞台にした名作が生まれたそうです。芸者ベラミ役の京マチ子さんが追いかけられ切られる名場面の京阪路面電車の踏切はすでにないのが残念ですー。    

またこの宿は、ベネチア映画祭で賞をとり敗戦日本に勇気を与えた映画『羅生門』の黒澤組の宿でもあったそうです。
奇しくも先の若杉監督は、この『羅生門』助監督を務めていました。

京の祇園は、「新好き」が、善き伝統を受け継ぎながら、新しい時代を取り込み築く女性のしたたかな町なのかもしれません・・・。



注) 上記文は、昨年、「祇園」をテーマにしたエッセイをと言われていたものですが、
   そのままになっていましたのでこの京都迷鳩案内の中でUPしておきます。
   「京都迷鳩案内」も一年以上もさぼっていましたので気になっていました・・・。
   写真は、時をみて貼っていきたいと思います。 
   あんまり、写真撮っていないのですが ・・・・・。   取り急ぎ。 
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# by Colombedor | 2008-07-21 10:47 | 京都迷鳩案内
聖マリアンナ医科大教授名誉教授で元参院議員の
水島 裕先生が今月 5月7日 朝 74歳で永眠なされました。
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水島裕先生のご逝去を知り、驚愕いたしております。
元気だった頃の御姿が心に浮かびいまだに信じることができません。
御生前の御指導に感謝し、その御功績に敬意を表し、
後れ馳せ、在りし日の御姿を偲び、
心からご冥福を御祈りいたします。        amen



生前大変お世話になったにも関わらず水島裕先生の逝去をこの数日前に知りました。
先生とは、参議院時代に感染症予防法成立記念映画『福江島』('99)を自ら製作なさった時に
その助監督として就かしていただきました。
その後、政治を動かす国会は遠い存在だったのが、水島裕先生の御蔭で身近に感じられ、
政治の世界にも親近感が生まれました。
本当にありがとうございました!          YOUZO


故 水島 裕 御別れ会の御案内 LTT Bio-Pharma

水島 裕先生  御功績

感染症予防法成立記念 映 画 『 福 江 島 』 (1999年作品)
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# by Colombedor | 2008-05-27 07:34 | La Colombe d'Or