Les Films            de la Colombe d'Or       白鳩が金の鳩に輝き大空を舞うように、映像を語る!  ーコロンブドールー      L'information&La note


by Colombedor

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フイルムセンター FC 平成21年度補正予算 映画保存のための特別事業費による収集作品リストによりますと
故若杉光夫監督作品の二作品がフイルムセンターに収集され永久保存されたそうです。
今後、「星の牧場」同様フイルムセンターで観る事が出来そうです。

 「すゞらんの鐘」
    製作=新教映 1952.04.26 初公開   4巻 1,000m 白黒

監督 ................  若杉光夫
脚本 ................  若杉光夫
原作 ................  岡田 陽
出演 ................  玉川学園児童

 大岡昇平原作『ながい旅』、その原作を基にした小泉堯史監督作品映画「明日への遺言」にB級戦犯として登場する岡田資(おかだ・たすく)陸軍中将の長男故岡田 陽(おかだ・あきら=玉川大名誉教授、表現教育 鳥取県出身)さんの原作作品だと思います。若杉監督も後、玉川大学で演劇論を教鞭なさっていましたので岡田 陽氏と大学でご一緒していたのかもしれません。
 ただこの作品、幻の作品のため観てはいませんが、1951年か52年頃の玉川学園の児童が出演しているという事で重要な作品でもあります。
 書籍資料に、玉川学校劇集 3  岡田陽∥編 / 誠文堂新光社 , 1964年出版に「すずらんの鐘」(岡田陽作) が収容されています。
 玉川学校劇集 3 内容注記 内容:すずらんの鐘(岡田陽) 赤いポケット(浜田広介原作 南保文郎脚色) おめん(片山利雄) 浦島太郎(岡田陽) 仁王さま(長野豊) かくれんぼ(岡田陽) うぐいす(斎田喬) つめなしねこ(福永誠一) 運命の鐘(内海繁太郎) もんしろの誕生(青木謙明) 赤い小箱(岡田陽) 二十八才のキリスト(武者小路実篤) ピノチオ(岡田陽)

     玉川学校劇集 3 資料詳細  東京都立図書館 wwwOPAC(蔵書検索
     岡田 陽 著作一覧 玉川大学出版部
     岡田資中将のご子息、岡田陽さん宅にAERAの取材
     「明日への遺言」 公式HP
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 「石合戦」
    製作=劇団民芸=富士映画 配給=日活 1955.12.14 10巻 2,497m 白黒

企画 ................  山梨稔
製作 ................  大塚和 松丸青史
監督 ................  若杉光夫
脚本 ................  松丸青史 吉田隆一 村山亜土
原作 ................  上司小剣 「天満宮」「石合戦」から
撮影 ................  仲沢半次郎
音楽 ................  草川啓
美術 ................  江坂実
録音 ................  加藤一郎
照明 ................  吉沢欣三

出演 .............   宇野重吉 内藤武敏 浜田光曠 高田敏江 奈良岡朋子 小夜福子
            山田五十鈴 小沢栄太郎
  「石合戦」 goo映画 解説

 生前、若杉監督から観るようにとビデオを戴き何度も繰り返し見ている作品ですが、途中一巻が抜けている不十分作品でしたがこれで大画面で観る事が出来嬉しい限りです。
 この作品は、誰もが幼年時代持っているセンチメンタルな感情が画面一杯にあふれている、若々しさにあふれている名作作品です。
 若杉監督が探し抜擢した浜田光夫さん(旧名 浜田光曠 )デビュー作品でもあり、本当に美しい若き高田敏江さんや若々しい教師役の内藤武敏など劇団民芸のそうそうたるメンバー宇野重吉さん、奈良岡朋子さん 小夜福子さん と名優 山田五十鈴さん、 小沢栄太郎 さんなど独立プロと新生日活が組んだ豪華作品でもあります。
 またこの作品で浜田光夫さんがデビューしていなかったら、五年後の「ガラスの中の少女」で吉永小百合さんと浜田光夫さんコンビが生まれず、日本の高度成長時代に純愛路線の日活青春映画は存在しなかったかもしれません・・・。
それほど重要な作品でもあります。

また今日から
「フィルムセンター開館40周年記念③ よみがえる日本映画 ―映画保存のための特別事業費による」として
収集保存及び原版素材の整備で再上映が可能となった作品が上映されるそうです。
その中には佐々木康監督の「少年航空兵」や内田吐夢監督の『逆襲獄門砦」もあります。
なお、佐々木康監督、内田吐夢監督作品にはこの他、平成21年度補正予算 映画保存のための特別事業費による収集作品の中に数本まだ含まれ収集されているようです。

    フィルムセンター開館40周年記念③ よみがえる日本映画
                ―映画保存のための特別事業費による
  FC公式HP
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by Colombedor | 2011-03-01 07:24 | 映 画