Les Films            de la Colombe d'Or       白鳩が金の鳩に輝き大空を舞うように、映像を語る!  ーコロンブドールー      L'information&La note


by Colombedor

俳優 高倉 健さん永眠 心からご冥福をお祈り申しあげます。

       ご逝去の報に接し、在りし日のお姿を偲びつつ、
             ご冥福をお祈りいたします。


 10日午前3時49分 悪性リンパ腫のため高倉健さんが都内の病院で永眠されました。83歳

 高倉健さんとは一度だけ否一日だけお会いした。-と言うより何度も東宝撮影所内で一日中すれ違いしていました。
 その時はちょうど予算が決まらず中途半端な製作体制で映画になりそうでならない作品を準備していましたので、衣装も東宝コスチュームに決まっているのですが衣装合わせで決まった衣装を保管する衣裳部屋が確保できなく小倉斎プロデューサーが旧本館四階(三階?)の俳優控室に一部屋とってくれました。その廊下を隔てた部屋に当時冬の富士通FMVのCF撮影に高倉健さんの控え室がありスタジオとの往復を取り巻きと共にしていて何度かすれ違いしていました。そしてすでに夕方前、健さんが取り巻きと共に控え室を出て取り巻きさんと何か話されながらエレベーターに向かいました。私はそのエレベーターに乗れませんので階段を下りるしかありません・・・。そして健さんたちは旧本館を出て、前にある噴水広場を通りPCL時代から建っていた旧第1ステージまたは2ステージの撮影スタジオに向かう途中、その取り巻きさんに”(あれは)山下(耕作)さんについているいる助監督”と話されながらステージに向かわれて行った思い出が脳裏に鮮明に焼き付いています。高倉健さんに山下耕作監督の助監督として認識し認められた事にどれだけ健さんから心強いエールを戴いたか計り知れません。ありがとうございます!
 また高倉健さんとは映画では御一緒できませんでしたが、私がまだ田舎で悶々としていた時、自主映画出身の大森一樹さんが松竹で「オレンジロードエクスプレス」を撮ったので新潟市内の松竹に観に行きました。その併映がなんと山田洋次監督の「幸福の黄色いハンカチ」で、この映画での高倉健さんをみてすっかり任侠の健さんと違う悩み多い市井の健さんに感動しました。それが再入学となる上京の切っ掛けになっているのも奇縁です・・・。夫婦でのお互いの嘘から始まった不幸を、お互いを信じる事で更生する不安を、あの信頼の象徴黄色いハンカチを見るまでの不安と葛藤する健さんの表情は心に強く残りこんなドラマを作りたいと思ってたものです。
 また蛇足のようですが東映大泉撮影所の近くの餃子の美味しい中華屋さんに同業と一緒に入った瞬間、健さんのサイン入り写真が目に入りびっくりし”健さん”と声をあげてしまい、また健さんを見ながら餃子を食べたのも若き時代の良き思い出です。 真にありがとうございました。

  天国で山下耕作監督とまた一緒になり
    仲良く永眠なされることをお祈り申しあげます  合 掌  Youzo
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by colombedor | 2014-11-18 03:49 | 映 画